今回は、貯水槽清掃を実施してきました。(給水)

貯水槽は、ビルやマンションなどの大型施設に付帯している設備になります。

配水管の給水圧の変動を考慮されたり、当該施設の高さを考慮して加圧ポンプのための一時受けであったり、防災対策の水槽を兼ねている等、様々な理由で設置されています。

こういった貯水槽については、一般的には年1回の貯水槽清掃が義務付けられています。

今回は、この貯水槽清掃業務を実施したことに関する雑記となります。

これは、高架水槽です。

水槽にもいくつか種類があります。
分類としては、用途による種別と設置方式による種別があります。
用途による分類としては、
 給水用、給湯用、消防用、加湿用などの種類があります。
設置方式による種別としては、
 受水槽、高架水槽(高置水槽)、圧力タンク水槽があります。

写真の水槽は、
 給水用の高架水槽
となります。

●実際の作業工程

作業工程についてご説明します。

(事前準備)
断水作業を伴う場合もありますので、事前告知を行います。
マンション等の掲示板に掲示したり、ポスティングをするなどして、断水等の告知をします。

(実作業)
①資材準備
 屋上や地下まで清掃用資材の運搬をします。
 普段目につかないような場所に水槽が設置されていることが多いため、運搬経路が狭い通りにくいなどがあり、準備で一苦労することも多々あります。
②警報確認
 水位制御装置の移報信号を確認し、各種連絡をします。
 通常運用時に、水槽の水が無くなると大変なことです。断水等を生じてしまいます。よって、水槽内に水位を検知できる装置があり、断水の危険がある等の異常を検知した時は、建物内で警報が鳴ったり、警備会社へ連絡が届くようなシステムとなっています。
 清掃時には、水を抜くため、当然異常信号が発報されます。これが清掃に伴う信号である旨を警備会社へ連絡したり、警報音が鳴動しないような措置をします。
③水抜き
 清掃のために水槽内を満たしている水を抜きます。
 通常は、水槽下部にある水抜き用のバルブの操作で行いますが、容量の大きい水槽だと水抜きに時間が掛かるため、電動資材(排水ポンプ)で水抜きをすることもあります。
 また、水槽の中に間仕切りがあるような2槽式の方式である場合は、片側ずつの水抜きを行えば断水しないで済むメリットもありますが、水圧差による応力で間仕切り壁が破損する可能性もあるため、注意する必要性があります。
④入槽
 水抜き後、水槽内へ入ります。
 ただ入るだけではありますが、ここでも注意するべき点があります。
 酸素欠乏のおそれです。
 通常は、通気口が設けられているため酸欠になっていることはありませんが、閉鎖空間でるため、酸素欠乏についても注意した上で入槽する必要があります。
⑤清掃
 給水用水槽内で使用して良いクリーニング用薬剤等を使用します。
 業者毎に異なりますが、高圧洗浄を実施したり、スコッチを使用したりして清掃します。
 清掃後は、塩素による消毒をしてから水張りをして終了となります。
 塩素消毒のやり方等については、業界推奨のガイドラインがありますので、これに則って実施します。
⑥各種復旧
 清掃後は、再び水を貯める作業や警報の復旧を行って終了となります。
 清掃と併せて、付帯するポンプ設備の点検も実施することが一般的です。

簡単ではありますが、作業工程は上述の通りです。
もっと短文で説明を終えるかと思いましたが、想定より考慮するべき点があり長くなってしまいました。

これで説明しつくしたかと問われたら、違いますが、ザックリとした概略は以上です。

最後になりますが、私たちは、貯水槽の清掃と付帯する設備のメンテナンス、各種更新工事を実施しておりますので、お困りの際は御相談ください。

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